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コラム

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2024/01/13

地盤改良工事

地盤改良工事とは? 

地盤改良工事とは、住宅、ビルといった建築物を地盤の上に建てる場合や、地盤の掘削、また、土を建設材料として使う場合には、そのままの地盤では安定性が足りないことがあるため、人工的な処理を加えることで土質や地盤を改良する工事のことです。

つまり、建築物を建てる際、安定性に不安がある場合に、地盤を補強しておくということです。

地盤改良工法の種類について

土地を購入し、一戸建てを建てる場合、住宅を建てる前に必ず地盤調査を行います。地盤調査では、地面が建物を支える強さ(地耐力)を調べます。地耐力が3t/㎡以下の場合は、軟弱地盤であると判定されます。

地盤調査の結果、軟弱地盤と判定された場合には、このような土地に住宅を建てると、長期的な建物の重さによって地盤沈下が生じて、住宅が傾いたりします。また、大きな地震が起こった場合、地質の状態によって液状化が起きてしまう可能性もあります。

このため、地盤改良を行う必要があります。地盤改良工法には、地盤の状況に応じていくつかの種類があり、それによってかかる費用は異なります。

以下に、地盤改良工法を代表的な3種類について簡単に紹介させて頂きます。

表層改良

表層改良工法は、軟弱だと思われる地盤が地表から2m以下の浅いときに使用される工法です。表層の軟弱地盤部分を掘削してから、セメント系固化材を軟弱地盤に散布して、原地盤の土と混合し、攪拌した後に転圧して、十分に締固めて強度を高めるとともに均等化します。

これにより、支持力を増すとともに均等化を図り、不同沈下を防止する強度のある地盤に改良する工法です。

柱状改良

柱状改良工法は、小・中規模建築物向けの地盤改良工法です。原地盤の土とセメント系固化材を混合することで、地盤内に柱状の補強体を構築します。そうすることによって、地盤の強度を上げて建築物を支持します。

これにより、地盤の支持力を増すとともに均等化を図り、建築物の不同沈下を防止する地盤に改良するもっとも一般的な工法です。

柱状改良工法の施工手順は、まず、施工機を移動し、所定の打設位置に合わせて杭芯セットを行います。次いで、先端翼を回転させて強固な支持層まで掘削を開始し、掘削と同時に所定量のセメントミルクを注入しながら撹拌します。所定深度に達したら先端処理を行った後、撹拌混合しながら先端翼を引き抜いて打設完了です。

なお、コンクリートの柱を打ち込んで建物を支える方法もあります。一戸建て住宅を建造する場合は、安定した支持層まで打ち込まず、4mほど打ち込んで済ませます。地震の際には、打ち込んだ柱と土が摩擦を起こすことにより、柱を打ち込まれた土の部分が一体化して、家の揺れを抑えることができます。

鋼管杭工法

鋼管杭工法は、軟弱地盤から岩盤等の堅固な支持層まで、小口径の鋼管を杭状に貫入させて、建造物を支持します。

鋼管杭工法の施工手順は、まず、地盤補強材となる鋼管の先端部に、鋼管よりも外径が大きくらせん状になっている刃(螺旋翼)を取り付けます。鋼管の頭部を把持して螺旋翼を所定の位置に位置決めし、鋼管の頭部を回転させます。これにより、螺旋翼が地盤に潜り込んでいきます。

このとき、地上には土が排出されない状態で貫入されますので、排出土の処理費用が発生しません。鋼管の長さが足りない場合には、鋼管の頭部に次の鋼管を溶接やボルトによって接続します。これを繰り返して、先端部が支持層に達するまで鋼管を貫入させます。支持層に達したら、頭部の余った部分を切断して完了です。

地盤改良工法費用の目安

次に、各改良工法の費用について説明します。

表層改良

表層改良工法は、セメントで改良地盤そのものを固める工法です。改良する地盤の面積によって、費用に大きな差がつきます。

表層改良工法は、地盤改良工事の施工面積1坪あたり3万円程度が一般的な費用です。

なお、セメントをクロスさせるような形で固めていく工法を使用すれば、費用を低減させることができる場合もあります。

柱状改良

現在行われている地盤改良工事の種類の中でも、もっともコストを低く抑えることができる方法が柱状改良工法です。これは、工法がシンプルなこと、安価なセメントを使うことなどから費用を節約することができます。

柱状改良工法は、建物の建築面積1坪あたり4~5万円程度が一般的な費用です。

なお、費用の節約を考えるあまり、品質が落ちて必要な支持力が得られないような欠陥工事とならないように気をつけましょう。

鋼管杭工法

鋼管杭工法は、鋼管を地中に埋め込んで建物を支える工法です。他の種類の工法と比べて、強度と安定性が優れていて、もっとも高品質の工法と言えます。ただ、鋼管を用いますので、セメントに比べて材料のコストが高いため、全体的に費用は高めになります。

鋼管杭工法は、建物の建築面積1坪あたり5~7万円程度が一般的な費用です。

代表的な3種類の地盤改良工法をご紹介させて頂きましたが、改良工法は、現場の状況によって最適な種類を選択しなければなりません。工事費用が安いというだけでいい加減な改良工法を選択すると、5年後、10年後に大きな問題を引き起こして後悔しかねません。

費用も大きな問題ですが、適正な工事費で、きちんとした工事を行う業者を見けることが大事かと思います。できれば、何社かに見積りを作ってもらい慎重に選ぶことをお勧めします。

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