column コラム
ギョーカイ用語の基礎知識?③
今回も建築業界では当たり前に使われている言葉です。
ブログでも何度も登場し、何度も解説しているのでご存知の方は多いかもしれません。
それはコンクリートは『打つ』ということです。
コンクリートを型枠の中に流し込む作業のことを、『打設(だせつ)』といいます。
ではなぜこういった言葉を使うのでしょうか?
コンクリートを型枠に流し込むときに、バイブレータという機械で振動を与えます。
一番手前の職人さんが持っているのがバイブレータです。
これで絶えず振動を与えて、コンクリートの中の余分な空気や水を抜いています。
そうすることで隅々までコンクリートを行き渡らせて締め固めているそうです。
今はこんな便利な機械がありますが、昔はもちろんないので、コンコンコンコン…
とひたすら木づち等で叩いたり、上から竹等でついたりしていたようです。
そこから『打つ/打設』という言葉を使うようになったそうです。
これから使ってみて下さい。