column コラム
ヒートショック
ヒートショックという言葉はお聞きになられた事のある方は多いでしょう。
ヒートショックとは温度差のある場所を移動する事によって血圧が大きく変化し
心臓に負担がかかり心筋梗塞や脳卒中を引き起こしたりする事です。
入浴中の死亡事故は年間1万9千人いると推計されていますが、その内の多くの場合
ヒートショックの可能性があるのではと思います。
何故なら入浴中の死亡者数の多いのは、12月~2月と寒い時期が多いからです。
このヒートショック お風呂ばかり気にされる方が多いですが
お部屋の移動も同じことが考えられます。温かい部屋から寒い部屋へと移動すると
血圧は大きく変化します。
その事からも冬場も健康を保つには、温度差の少ない環境を作る事が大事だと考えられます。
皆様、以外に思われるかも知れませんが北海道のヒートショックの発生件数は沖縄の次に少ないのですが
その理由は北海道の住宅がお部屋の移動で温度差の生じにくい造りになっているからです。
私たちの住んでいる兵庫県は、2022年のデーターですと香川県についで全国で2番目にヒートショックの発生件数が多いです。
温暖な地域だからこそ温度差の生じにくい家づくりが必要なのかも知れませんね。
人間100年の時代ですが健康寿命を延ばすためには住まい方も考えるべき事だと思います。