column コラム
古民家再生
未来と過去の架け橋がテーマの博覧会イベントが開催しました。
その影響かどうかは分かりませんが私どもも〝昔の住まい空間を損なうことなく復刻改修する〟プランをご依頼頂き只今、検討に大童です。
「長年住み慣れた自宅を思い切って…。」とか「所有している中古マンションをリノベーションして…。」などの〝新調機器に入れ替える〟〝内装でお部屋を綺麗にする〟リフォームと違い『明治時代のお屋敷古民家を当時からの現況佇まいを残しつつ再生改修する』となればそれはそれでかなりセンスも要求されるプランニングになりましょう。
当案件、お医者様ご所有で6世代にもわたり住まわれており明治→大正→昭和→平成と都度各部屋〝お色直し的な改修〟をされてきたご様子でこの度お屋敷全体を外国人向けユースホステルにとご計画中で三~四期に亘っての改装をご要望です。
和室は基より昭和当時の洋室仕様、屋根裏、床の間、茶室、檜風呂、釜土などなど各時代の空間が持つ素朴さや良さをそのままに長旅の後での〝寛ぎの場〟として生まれ変わるとなれば外国観光客限定といわず私も一度宿泊してみたいという願望に駆られます。
いやはや責任重大とはいえ、やりがいのあるお仕事であること間違いございません。