column コラム
非常用持ち出し袋の中の非常食 消費期限切れていませんか?
皆さんのお家には災害用の持ち出し袋はありますか?
最近は防災意識が高いお家が多く、災害用持ち出し袋を準備されているご家庭がほとんどではないでしょうか?
日本はほかの国に比べて地震が多く、大型地震もそう遠くないうちにやってくるのではといわれています。この度新しくなった三陽建設の建築プラン「夢叶家」も標準仕様に地震対策の減振パッキン「UFO-E」が追加されました。地震に強いお家に住んでいても、やはり備えは必要ですし、いざという時に家族を守ってくれるものですから、用意はしておきたいですよね。
持ち出し袋も自分で防災用品を買ってリュックに詰めて用意されていたり、一式がセットになったものをご購入されていらっしゃるご家庭もあると思います。その中で、食品類は何が入っていますか?
長期保存が可能な非常食でも必ず消費期限が来てしまいます。非常用持ち出し袋の中に入っている食品類の期限、過ぎていませんか?
1~2年持つと思って中身を入れっぱなしにしていると、1年2年なんかあっという間に過ぎて、久しぶりに中身を見てみると「あれ?過ぎてる??」という風になってしまうことも。
それではいざという時に役に立たない上に、捨ててしまうのももったいないですよね。
そこで、私は中に入っている食品類の期限を把握するために、中の食品の品目と期限をメモに書いたものを持ち出し袋の外側にクリップでとめています。そうすることで、ふと袋のメモが目に入ったときに「あ、期限までもうすぐだから買い替えしとかなきゃ。」という風になります。そのメモは中の物を入れ替えるタイミングで書き直しています。
もちろん、メモを付けても押入の奥にしまい込んでしまってはそうなりませんし、いざという時にすぐに持ち出せませんので、すぐとれる位置に袋を置いておく前提ですが。ちなみに私は寝室の隅に置いていて、掃除のときなど袋を持ち上げるときについでにメモを見て期限を把握するようにしています。
袋の中に入れている食品についてですが、普段でもおいしく食べれるものを選んで入れています。水を入れるだけで食べれるフリーズドライの炊き込みごはんやパンの缶詰などたくさんの種類の長期保存食がありますが、期限が来たときに、昼食や夕食として消費できるかと聞かれると、私の場合はピンとこなかったので、サンマのかば焼き缶や焼き鳥缶などの缶詰や少量パックのパックごはん、レンジで温めなくても食べられるレトルト食品、クッキータイプの栄養補助食品などを選んでいます。
そういうものですと、賞味期限が近くなって入れ替えた時も夕飯やちょっと小腹が空いたときに使えます。パックごはんについては停電時にどうするのかという疑問が沸かれる方がいらっしゃると思いますが、非常用持ち出し袋の中に、キャンプ用固形燃料とそれを使う用のコンロや使い捨てアルミ鍋などが入っていますので、それでおかゆなどでも作ればいいかなと考えています。もちろん、そんな悠長なことを言っている場合ではない時もあると思いますが・・・
今回は非常用持ち出し袋の中の食品類についてお話させていただきましたが、私の持ち出し袋には一般的に非常用持ち出し袋に入っていなさそうなものが入っていますので、またの機会にでもお話させていただければと思います。
ちなみに、サンマのかば焼き缶は冷たいままでもおいしいですが、缶のふたを開けてオーブントースターで加熱するとさらにおいしいですよ。お皿を汚さず簡単に温め直しができます。暖かいごはんに千切りキャベツを薄く敷いてその上にかば焼きを乗せて、缶に残った汁にニンニクチューブを足してかば焼きの上にかけてお好みでゴヤやネギ、シソを乗せれば立派な食事になりますよ。おためしを。