家族がちょうどよい距離感の間取り

家族との時間の過ごし方は様々ですが、ほどよい距離感で家族が過ごす空間を間取りに取り入れるご家庭が増えてきました。

空間は共有しつつも個々が好きなことができる空間。

昔の『食後は居間で家族全員でテレビを見る』絵にかいたような『一家団欒』ではなく、程よく区切られた場所でお互いの存在を感じながら、勉強したり、読書をしたり、動画をみたり。

リビング階段をステップフロアと一体化させて学習スペースや読書などのくつろぎスペースを確保しつつお互いの存在を感じられる間取りにされるお家もあります。

小学生のお子さんのいらっしゃるご家庭ですと、あえて勉強机を用意せず、小学生のうちはリビングに造り付けたカウンターデスクで宿題をされるご家庭もあります。夕飯が終わった後、ご両親が夕飯の後片付けなどをしながらお子さんの宿題を見てあげたり、その日あった事をお話ししながら過ごすのだそうです。

また、3畳ほどの「自分だけのスペース」を取り入れるお家も増えてきました。それは、ご主人さまの書斎だけではなく、奥様のパーソナルスペースとなる、ドレッサールームやパントリーと兼用する家事室など。ご夫婦でも個々の時間を大事にできる空間はやはり大事なのですね。

個々のパーソナルスペースを守りつつ、程よい距離感で一緒の空間を過ごす。家族でも個人の時間や空間を大事にできる間取りは今の時代の家族の形を表しているのかもしれません。