column コラム
奈良時代~平安時代の建築 794年~1185年頃
奈良時代~平安時代の建築 794年~1185年頃
この頃の建築物になると私たちに馴染みの深い建築様式となってきます。
職人さんの技術的は現在より上と言ってもいいかも知れません。
奈良時代はおよそ80年と短いのに対し平安時代は400年近くになります。
奈良時代は寺院建築が盛んであり東大寺や薬師寺 また正倉院の校倉造が有名です。
さて来年2024年の大河ドラマ 光る君へは平安中期 源氏物語を生み出した紫式部のお話ですが
平安時代を代表する建築様式と言えば 寝殿作りになります。
寝殿造りは当時の貴族たちが住んでいた屋敷などが多く
内部は土間でなく板の間 柱だけで間仕切り壁は無く屏風や布などで仕切っていました。
主人の居住が真ん中に配置される寝殿、南側に池、東西に渡殿(わたどの)と言われる渡り廊下で結ばれています。
平安時代をモデルにした映画やドラマの撮影で渡殿でのシーンもよく見られます。
私も数年前に厳島神社に行き寝殿造り見てきました。
他代表的に建物に10円玉の裏でお馴染みの平等院鳳凰堂や中尊寺金色堂などがあります。
この頃から建物と庭も一体で考えられる様になってきたのかなと思います。