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室町時代~安土桃山時代の建物 1336年~1603年頃
室町時代~安土桃山時代の建物 1336年~1603年頃
鎌倉時代を経て室町時代になり平安貴族の時代からより濃く武士の時代になります。
鎌倉時代から江戸時代まで約300年間にいくつもの文化が生まれ建築物に影響を与えてきました。
武士による政治が始まった頃
寝殿造りから発展し貴族と武士の両方の暮しを取り入れた書院造りの建物が見られるようになります。
寝殿造りが間仕切りが無く、屏風や布などで仕切っていたのに対し部屋を区切るための襖や障子など
の建具が使われるようになりました。
また床の間や畳、雨戸など現代の住宅の原型がこの時代に誕生しています。
室町時代の建築物で代表的な金閣寺や銀閣寺
建築物の様式などによって、それぞれの文化が表されています。
『北山文化』で金閣寺(鹿苑寺)一層目は寝殿造り、3層目が禅宗様式が建築され、
後の『東山文化』で銀閣寺(慈照寺)が建築されました。一層目が住宅風の造り、二層目は禅宗様式
安土桃山時代になると海外との交易などで多彩な文化を取り込んでいきます。
この時代の代表的な建築は城郭と茶室であります。
特に城郭は戦乱期に工夫が重ねられ、実戦的な部分や装飾的な部分も急激に進化したように見えます。
この頃の建物で私個人的に好きな建物は、二条城や現存しませんが安土城です。