column コラム
建物の要!基礎工事が大切!
建物の基礎は、地盤と建物の間に作られるコンクリートの構造物で、建物を支える大切な役割がある部分です。普段はなかなか目に触れにくい部分なので気にしていない人も多いかもしれませんが実は基礎にも種類がありそれぞれ特徴や価格が異なります。そんな基礎の中で住宅で最も多く使われている「布基礎」と「ベタ基礎」についてご紹介いたします。
●ベタ基礎・布基礎とは
基礎コンクリートとは地盤と建物のつなぎ目に造られるコンクリート製の土台のことをいいます。地面の上に直接建築物を造ってしまうと建物の重さに地面が耐えきれず沈んでしまったり、地震の際に建物が傾いてしまったりするリスクが高まります、そんな地盤の変形や沈下・振動に耐えられるように頑丈な基礎が造られるようになりました。
住宅に多く用いられるのは「ベタ基礎」か「布基礎」です。
布基礎は建物の主な柱や壁の下にだけ鉄筋入りのコンクリートを敷く方法の基礎のことでその他の部分には防水シートが敷かれ、その上を薄いコンクリートで覆われますが、この部分に建物を支える力はありません、そのため建物を点で支える構造となっております。1990年代以前にはこの布基礎が一般的に使われていました。
ベタ基礎は建物の床下全体に鉄筋を入れた厚いコンクリートを敷く方法の基礎です、柱や壁だけでなく、建物全体を面で支える構造のため荷重を分散できるのが特徴です。阪神淡路大震災以降に広がりはじめた工法になります。
どちらの基礎を選ぶのが正解?
コストを重視するのであれば「布基礎」
布基礎はベタ基礎より鉄筋やコンクリートの使用量が少ない分、コストが低い傾向があります。とはいえ工務店によってはあまり大きな差が出ないケースもあるようなので、事前に見積もりを取った上で、比較検討するのが様でしょう。
耐震性を大切にしたい場合は「ベタ基礎」
基礎だけでいうと耐震性は布基礎よりベタ基礎の方が優秀です、そのため地震に強い家を希望する場合はベタ基礎を選ぶのがおすすめです。
三陽建設では、ベタ基礎が標準装備!
今回ご紹介した基礎のうち三陽建設では「ベタ基礎」を標準装備として採用しています。住宅は長く住み続けるものなので将来的に大きな傷みが出ないようになるべくリスクを減らしておきたいですよね。その点、地震の被害を減らせるベタ基礎は長い目で見てもおすすめです。標準装備であれば追加料金が発生する心配もないので当社ならコスト面でも安心してお選びいただけます。