column コラム
お家を建てる年齢は?
家を建てる人は、30代が多いと言われていますよね。
仕事や私生活の変化が大きく、先を見据え生活を整えること考え意識し始める年齢であることも関係しているでしょう。
そして、家を建てるのであれば、住宅ローンの問題は避けては通れません。
住宅ローンは、どのように組むのが正解なのでしょうか。
本記事では、「なぜ家を建てる人が30代に多いのか」や「無理なく住宅ローンを組むコツ」などを書いてみました。
まずは、30代に多い理由です。
国土交通省の「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」によると、住宅の世帯主(住宅を購入した年齢)は30代が最も多いと報告されています。
また民間賃貸住宅は、30歳未満が3割を超えていることが分かりました。
これ等の結果から見えてくるものは、20代で社会人になり、仕事にも慣れ比較的収入が安定してくる30代は結婚をする人も増加。
そのため20代は賃貸住宅に住みながら最低限のマイホーム資金を貯め、30代で家を建てるパターンが増えているのでしょうね。
そして、もう1つの理由として「住宅ローンの返済期間」が挙げられます。
住宅購入は大きな買い物です。一括で払える金額を短期間で貯めることは難しく、多くの人が住宅ローンを組み購入します。ここで考えなければいけないのが、住宅ローンの返済期間です。
住宅ローンは、毎月決められた額を返済しますが、完済する年齢も決まっています。
完済年齢は75~80歳と金融機関によって異なるため、住宅ローンを組む際は注意しましょう。
しかし完済年齢を80歳に設定すると、老後の生活に負担をかけてしまいます。
できれば働いているうちに返済を完了し、老後の負担を減らすことがベストです。
例えば、現在の年齢が32歳で、60歳までにローンの返済を終わらせたい場合。
逆算すると、60-32=28歳となるため支払期間を28年で設定します。
「住宅ローンは35年が一般的」と思っている人も多いかもしれませんが、そのような決まりはありません。
住宅ローンは1年単位で設定でき、返済期間が短いと、その分金利も安くなります。
「周りが35年で組んでいるから」「25年や30年など、区切りの良い年数で組むべきでは?」などと言った考え方ではなく、自分たちの生活に合わせて苦しくない範囲で設定しましょう。