column コラム
2022/08/07
木目の種類
前回は柱を建てる向き(逆柱)のお話を掲載いたしました。
今回は木目についてです。
当然ですが木から板を取り出すときに原木の切り口によって木目が違ってきます。
この木目の種類には大きく分けて板目、柾目があります。
今回のコラムに使用している画像の木目は
板目(いため)といってタケノコの様な模様が見られます。
木の中心に近い部分を製材してできますので、繊維が詰まっていて反りが出にくいといった特徴があります。
反りが出にくいので、昔の寿司桶やまな板などに使用されていました。
デメリットは、1本の木から沢山取れないので高価になるという事です。
柾目(まさめ)は、直線的な模様になります。縦じまです。
材木の中心からずらして製材しますので、外側の若い部分になります。
若い部分は柔らかいので反りが出やすくなります。
昔、私の実家の天井板が杉の柾目だったと思うのですが反った天井板の隙間から天井裏が見えて不気味でした💦
柾目材より安いのがメリットです。
用途やコストなどに応じて適材適所
同じ材木でも種類は様々です。